~秋の生活と療育の視点から~
秋は運動会や発表会の練習など、子どもたちが人前で頑張る機会が増える季節です。
けれども「じっと座っていられない」「すぐ気が散ってしまう」など、集中力に課題を感じる保護者の方も少なくありません。
今回は、ご家庭でもできる集中力アップの工夫をご紹介します
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家庭でできる工夫
• 短時間から始める
「30分やろう」ではなく「5分だけ」「1ページだけ」と小さなゴールを作ると取り組みやすくなります。
• 見える工夫
タイマーや砂時計を使い「あと少し!」がわかると集中しやすいです。
• 体を動かす
ジャンプやストレッチで体をほぐしてから取り組むと、気持ちの切り替えがスムーズになります。
• 環境づくり
テレビやおもちゃから離れた「集中できるコーナー」を作ってあげましょう。
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療育現場での工夫
• ビジョントレーニング(目の動きを使った集中練習)
• 「待つ」遊び(順番を待つゲームで注意力を育てる)
• パズルやブロック(完成が見える活動で達成感を得る)
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保護者の方へ
集中力は一度に身につくものではなく、少しずつ経験を重ねながら伸びていきます。
「今日は3分できた!」「最後までやり切れた!」という小さな成功を一緒に喜び、たくさん褒めてあげることが大切です
日々の工夫が、子どもの自信と力につながります。