発達障害のお子さんが椅子を後方に傾けて揺らす姿勢、気になったことはありませんか?この行動は、落ち着きがないように見えてしまうことが多いですが、実は「バランスを取るため」「体の位置を感じ取るため」に無意識に行っていることがよくあります。
「椅子を揺らさないで」「ちゃんと座って」と注意するのは、残念ながら逆効果になってしまうことも。なぜなら、体の位置やバランス感覚を補おうとしているお子さんにとって、その動きを止めると、かえって不安定さを感じさせてしまうからです。
では、どうすればいいのでしょうか?
🔑 有効な対応方法:背中をトントンしてサポート!
お子さんの背中や肩に軽く手を置いて、トントンと叩いてあげることで、体の重心や姿勢を感じ取りやすくなります。これは、私が運動指導を行う際に患者様の歩行を安定させるために使っている手法と同じで、外部からの触覚的なフィードバックが、体のバランスを自覚しやすくさせるのです。
こうすることで、椅子を揺らすことなく、安定した姿勢を保ちやすくなり、安心感も増します。
発達障害のお子さんに対するケアには、ちょっとした工夫が大切です。無理に行動を制限するのではなく、体の感覚をサポートしながら、自然に姿勢を安定させてあげましょう😊